みやざきの食と農を考える県民会議では、農業のカリキュラムを持つ県立高校や農業大学校、総合農業試験場薬草・地域作物センターで農業体験や調理実習などを継続して行う「食農プロジェクト」に取り組んでいます。
このたび、総合農業試験場薬草・地域作物センターから活動報告がありましたので、お伝えします。
***********************************
5月23日、野尻町幼稚園年長組さんとその保護者を対象に、佐土原なすとハーブを使った取組を行いました。
まずは、伝統野菜「佐土原なす」の定植です。
園児達は、いつから収穫できるのか、どんな色・形の実がつくのか、大きくなるのを心待ちにしているようでした。一緒に植えた「筑陽(一般的に売られている品種)」との違いも楽しみです。
次は、カモミールを収穫しました。カモミールの名前は、「大地のリンゴ」を意味するギリシャ語に由来しています。花を摘みながら、リンゴに似た香りを楽しみました。
今後は、室内に入って、調理実習です。
ここでは、あらかじめ乾燥させておいたカモミールを使います。
まず、カモミールの香りを移した牛乳を使って“カップケーキ”を作りました。手軽にできて美味しい!と好評でした。
最後は、カモミールにお湯を注いだハーブティとカモミールのミルクティを飲みながら、カップケーキを頂きました。園児達には、ハーブティが少し苦手のようでしたが、自分で作ったカップケーキは、とても美味しかったようです。
保護者からは、「子どもと有意義な時間が過ごせて良かった」「子どもと生長していく“なす”を一緒に見ていきたい」など、うれしい感想が寄せられました。
★ カモミールのカップケーキの作り方をご紹介しています。
ぜひ、PDFファイルをご覧ください。